けんこう通信~アイスクリーム編~
コラムこんにちは!
前回の腎臓に関するお話はいかがでしたか?
このコラムが少しでも皆様のお力になればと思います!
さて、今回のコラムは夏らしく「アイスクリーム」についてお話します。
夏が旬の食材は身体を冷やし、冬が旬の食材は身体を温める。というように、
アイスクリームはまさに今が旬の食べ物ですね。
真夏の暑い時期、ついつい食べ過ぎてしまう方もおられるのではないでしょうか。
しかし、いくら暑いと言っても大量に食べるのは良くありません。
人にとって最適な体温をご存知ですか?
それは「37℃」だと言われています。なぜ37度なのかというと、
・新陳代謝が活発になる
・免疫力が高くなり、病気にかかりにくい
・腸内の善玉菌(ビフィズス菌)が活発に活動する。
など、健康を維持する為の機能が働いてくれます。
では、35℃代の低体温では何がいけないのでしょうか。
・思考力、活動力の低下
・自律神経やホルモン分泌のバランスの乱れ
・免疫力が下がり風邪を引きやすくなる
たった2℃で体調が大きく変わることがわかります。
低体温は、百害あって一利なし!万病のもと!ということですね。
つまりアイスクリームは身体を冷やしてしまうので低体温を招くことになります。
さらに女性の場合は、胃・腸・子宮まで冷やしてしまう為、月経痛を引き起こしたり妊娠しにくくなってしまうことがあるようです。
そしてアイスクリームにはその成分にも落とし穴があります。
昔のアイスクリームは牛乳と白砂糖と卵などで作られていましたが今はそうではありません。乳化剤や安定剤といった添加物が多く含まれています。
例えば、コンビニやスーパーなどで見かける「ラクトアイス」には牛乳がほとんど入っていません!
白い色は牛乳と思われがちですが、実は代わりに油が入っています。
パーム油やヤシ油といった植物性油脂が入っており、ラクトアイス1個を食べると1日に必要な脂質の約6割を摂ることになります。
もちろんアイスクリーム以外の食べ物にも脂質は含まれているので、結果的に脂質を摂りすぎてしまうことで過剰摂取となりニキビなどの肌荒れの原因になるのです。
でもやっぱり夏はアイスを食べたい!!どうすればいいの?という方は、
表示が「アイスミルク」「アイスクリーム」と記載してあるものをおすすめします!
少し価格が高いですが、植物性油脂を使用しておらず食品添加物も最小限の使用で済むからです。
近頃は美味しい食べ物がお手頃価格で手に入るようになりましたが、素材の味を添加物で補っていることが多いようです。
アイスクリームに限らず、食品をご購入の際には添加物のことを少し考えてみてはいかがでしょうか。
それでは、本日もご覧いただきありがとうございました。
(担当)南原 真樹子 (参考文献)口は天国からだは地獄※美健ガイド社