けんこう通信~排気ガス~
コラム
こんにちは!
台風の寒さと秋晴れの暖かい日が交互に来ていますが、体調を崩してはおられませんか?
これから冬に向け寒くなるので、コートや毛布の準備をして風邪など引かないようにしなければいけませんね。
さて、今回のけんこう通信は前回の最後にお伝えしました通り、
「肺ガン」や「花粉症」が排気ガスと関係しているのはなぜかをご紹介します!
肺ガンは肺に発生する悪性腫瘍のことです。遺伝子が何らかの原因によって傷つけられて起こる遺伝子の異常と考えられています。
肺ガンの一番大きな理由はタバコだと思っている方は多いのではないでしょうか。
確かにタバコによる影響は大きいのですが、過去40年間で成人喫煙率は明らかに低下しており、それにも関わらず肺ガンの死亡率は増加の一途を辿っているのです!
そこで原因となってくる真犯人が「排気ガス」です!
タバコを多く吸う人でも、一度に何本もくわえて吸う人はいませんよね。
ところが幹線道路の排気ガスはそれ以上の影響を持っているのです!
肺ガンでの死亡リスク調査でも、山間部に比べて都市部の大通り沿いでは25倍も肺ガンで死亡する危険性があります。
タバコはどちらかというと心臓に良くありません。
ニコチンが血管を収縮させるので、狭心症や心筋梗塞を引き起こす原因となります。
他にもタバコによるリスクは多くあり、図でご紹介します。
女性では妊娠が出来にくくなることや流産の可能性があります。
癒し効果があるとも言われていますが、ほどほどに楽しむ嗜好品ということを忘れてはいけませんね。
では次に、花粉症が排気ガスと関係があるのは何故かをご紹介します!
緑の多い田舎は花粉が多いはずが花粉症の人は少なく、逆に緑に縁がなく花粉もなく幹線道路地帯に住んでいる人のほうが花粉症の人が多いのです。
そもそも戦前の日本には花粉症はなかったといいます。
排気ガスで身体が異常を感じ、少量の花粉でも敏感に反応してしまうことから花粉症になってしまうのです!
交通量の多い都会のほうが花粉症になる確率が高くなってしまいます。
この排気ガスを吸わないようにすることが一番の対策となります!
しかし、今の車社会では防ぎようがありません。
近場には車を使用せず歩いてみる、マスクを着用する、幹線道路を避けるなど、一人一人が自分の健康を守っていくしかないのです。
例えば、ベビーカーは赤ちゃんの顔の位置が低い位置にあることから、排気ガスを吸いやすくなってしまいます。道路の近くを歩くときは抱っこしてあげることや、裏道を通るなど考えてあげなくてはいけません。
食べ物は25日間何も食べなくても何とかなります。
水は5日間飲まなくても何とかなります。
ところが空気は5分間吸わなければ生命に危険を及ぼします。
当たり前すぎて空気のありがたさは忘れらていますが、汚染が進むと身体には異常が起こります。
このコラムを読んで少しでも空気に目を向けていただければと思います。
では、最後までご覧いただきありがとうございました!
(担当)南原 真樹子 (参考文献)~肺をいじめないで~ ※美健ガイド社