けんこう通信~副鼻腔炎~
コラムこんにちは!
早いもので、2月も折り返しを迎えましたね。
先日は春かと思うような暖かさで驚きました!
と、同時に花粉症の季節が・・・
マスクが品薄な今、花粉症の方はマスク以外の対策も考えないといけませんね。
さて、今回のけんこう通信は「副鼻腔炎」についてです!
副鼻腔炎は、慢性のものは「蓄膿症」と言われており、こちらはよく聞く名前ではないでしょうか。
そもそも、副鼻腔とはどこなのかをご紹介します!
副鼻腔とは「前頭骨」「上顎洞」「篩骨洞」からなります。
頭蓋骨の中の空洞で、鼻の中へ繋がっています。
副鼻腔の役割としては、顔の骨と頭蓋骨の重さを減らしつつ、骨の強さと形を維持させていると言われています。
副鼻腔には線毛という細い毛のような突起があり、ほこりなどのゴミをキャッチし、肺に入る空気をあらかじめ綺麗にしてくれる役目があります。
しかし、副鼻腔に通じる開口部はとても狭いため、かぜやアレルギーなどで副鼻腔内が腫れるとゴミなどを排出ができなくなります。
そうすると、副鼻腔内で炎症や感染が起こってしまいます。
その炎症が起こった状態が「副鼻腔炎」です!
副鼻腔炎には「急性副鼻腔炎」と「慢性副鼻腔炎」とがあります。
急性副鼻腔炎は、細菌やウイルスの感染が原因で起こり、症状は1カ月ほどで治まります。
細菌に感染することで鼻の中の粘膜が炎症を起こします。
そして鼻の中が腫れ、副鼻腔に膿が溜まってしまいます。
症状は鼻水・鼻づまり・咳・痰など風邪のような症状が現れます。
細菌やウイルス感染によるものなので、抗菌薬や鼻腔洗浄で改善することが多いです。
慢性副鼻腔炎は、鼻水や鼻づまりといった副鼻腔の慢性的な症状が3か月ほど続くことがあります。
以前は「蓄膿症」と呼ばれていました。
発生の原因としては急性副鼻腔炎と同じで、細菌やウイルスの感染が主になります。
慢性になると、鼻水・鼻づまりの他、匂いが分かりにくい・頭が重い・目や頬の奥に痛みを感じるなど、急性とは違う症状が現れます。
治療方法としては急性と同じく抗菌薬や洗浄を行います。
あまりに症状が強い場合は鼻に麻酔をし、副鼻腔の中を直接洗浄します!
これは頬の腫れや痛みが強い場合に行います。
副鼻腔炎は風邪と同じような症状が現れる為なかなか気づかれない場合も多く、蓄膿症のような慢性化になってしまってから病院を受診する人が多いです。
匂いを感じにくくなったり、頭に重だるさを感じた時は早めの受診をすることが大切です。
これからの時期、花粉症のように鼻に影響のある時期はさらに発見が遅れてしまう為、まずはマスクや抗菌スプレーで細菌とウイルスを身体に侵入させないようにしましょう!!
では、最後までご覧いただきありがとうございました!
(担当)なる鍼灸治療院 南原 真樹子
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