8月号 暮らしに役立つ健康ニュース「からだから」

コラム 8月号 暮らしに役立つ健康ニュース「からだから」

猛暑の続く8月は、冷房と外気温の差による「冷房疲れ」や、食欲不振・だるさなどの「夏バテ」の悩みが多くなります。これらの症状は、自律神経の乱れが大きく関係していることをご存知でしょうか?今回は「自律神経を整えて夏を快適に過ごす方法」について、東洋医学的な視点からわかりやすくご紹介します。

今月の健康ヒント「夏バテ・冷房疲れ対策に“自律神経ケア”を!」

自律神経とは?
自律神経は、私たちの体温調整や内臓の働き、代謝などを無意識にコントロールしている重要な神経です。暑さや冷房などのストレスで交感神経と副交感神経のバランスが崩れると、身体のだるさや不調が起こりやすくなります。

食生活で整える:旬の食材と温かい飲み物を
冷たいものばかり摂ってしまうと、内臓が冷えて血流が悪化し、自律神経にも負担がかかります。夏でも「常温~温かい飲み物」を心がけましょう。また、旬の夏野菜(トマト、ナス、ピーマン、ゴーヤなど)は体の余分な熱を取ってくれるため、取り入れるのがおすすめです。

日常生活で整える:朝日と軽い運動
朝の光を浴びることは体内時計をリセットし自律神経を整える大きなカギです。さらに散歩やラジオ体操など軽い運動を毎日の習慣にすることで、ストレスの解消にもつながります。

東洋医学的アプローチ:ツボ押しでリラックス

合谷(ごうこく)」や「足三里(あしさんり)」などのツボをやさしく押すことで、自律神経を整え、胃腸の働きを助ける効果が期待できます。
就寝前のリラックスタイムに取り入れてみてください。

まとめ
夏の体調不良は自律神経の乱れが原因かもしれません。日々のちょっとした意識で心身のバランスを保つことができます。今年の夏は“自律神経ケア”を意識して、元気に乗り切りましょう!

今月の身体の話「夏の不調を乗り切る“暮らしの整え方”」

夏の暑さは、身体だけでなく心にも影響を与えます。特にこの時期に増える“なんとなく不調”は、睡眠不足・水分不足・ストレスなど日常の小さな乱れが積み重なった結果かもしれません。今回は、東洋医学的視点を取り入れた「夏の不調を防ぐ暮らしの工夫」についてお話しします。

賢い水分補給のすすめ

「のどが渇いた」と感じたときには、すでに軽い脱水状態になっていることも。

以下のポイントを意識しましょう

・起床後・入浴前後・就寝前は“必ず1杯”

・常温の水や麦茶がおすすめ(胃腸にやさしい)

・カフェイン飲料や冷たいジュースは“ほどほど”に

・汗をたくさんかいた日は、梅干しや味噌汁で塩分も補給!

質の良い睡眠で疲労回復を

暑さで寝苦しい夜が続くと、自律神経が

乱れやすくなります。以下の工夫で快眠を目指しましょう

・寝る1時間前からスマホ・テレビは控えめに

・クーラーは28℃前後で、風が直接当たらないように

・足元だけを冷やす「足冷えアイス枕」も

おすすめ

寝る前のツボ押し:「百会(ひゃくえ)」や

「内関(ないかん)」

 

心のバランスも忘れずに

夏は人との関わりや行事も増え、知らず知らずのうちにストレスがたまりがちです。

・1日5分の深呼吸だけでも心が整う

・お風呂はぬるめにして副交感神経を優位に

・アロマやお香、ヒーリング音楽も効果的

・“話す”ことで心も整うので、信頼できる人との会話も大切に

・東洋医学の知恵「五臓と季節の関係」から見る夏

・東洋医学では「夏」は“心(しん)”と関わりが深いとされています。
心(こころ)を司る“心(しん)”のバランスが崩れると、不眠や不安感、動悸などが現れやすくなるとされています。
鍼灸治療では「心」の経絡に働きかけて調整を図ることで、季節の不調に対応することが可能です。

 

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