12月号 暮らしに役立つ健康ニュース「からだから」
コラム
12月になり、本格的に冬の到来を感じますね。
この時期は、風邪やインフルエンザなど、ウイルス性の体調不良が流行しやすくなります。そこで今月は、この時期になぜウイルスが流行するのかをはじめ、日常でできる有効な予防策を紹介します。ウイルスについて知り、日ごろの体調管理を見直すことで、冬を健康に乗り切りましょう！
今月の健康ヒント「冬にウイルスが流行するワケとは？」
❄ 12月は“寒暖差疲労”に要注意
12月に入りいよいよ冬の寒さが本格化します。とはいえ、室内は暖房でポカポカ、外に出ると
一気に冷たい空気…。この“温度差”が、実は体に大きな負担をかけていることをご存じでしょうか？最近よく耳にする
「寒暖差疲労」 は、まさにこの時期特有の不調の一つです。
・頭痛 ・肩こり ・だるさ
・めまい ・気分の落ち込み
こうした症状は、気温差によって 自律神経が過度に働き続けることが原因で起こります。
今月は「寒暖差疲労」を減らし、心身のコンディションを整えるヒントをご紹介します。
◎ 寒暖差が大きいと何が起こる？
私たちの体は、外気温に合わせて「体温を上げる・下げる」という調整をしています。この調整を担うのが 自律神経。
外が寒い → 血管を収縮
室内が暖かい → 血管を拡張
この切り替えを1日に何度も行うため、自律神経が疲れてしまい、結果として倦怠感や頭痛、肩こりなどの不調が増えるのです。
◎ 今日からできる寒暖差対策
- 朝の“首元温め”が効果的
首・お腹・足首の3か所（＝三首）を温めると、体温調整がスムーズになります。外出時にはマフラーやネックウォーマーを活用しましょう。
- 室内の暖房は“20〜22℃”が目安
外との温度差を作りすぎないのがポイントです。
乾燥も進みやすいため、加湿器や室内の換気も忘れずに。
- 水分をこまめに
冬は水を飲む量が減りがちですが、体が乾燥すると自律神経も乱れやすくなります。「1日800〜1000ml」を目安に意識して飲みましょう。
今月の身体の話「冬の自律神経を整えて、元気に年末を迎えよう」
12月はイベント続きで忙しく、生活リズムが乱れやすい時期でもあります。
そんな中で体調を崩す人が増える大きな原因が自律神経の疲労です。
ここでは、冬の体を整えるための生活習慣についてご紹介します。
◎ その1：入浴で“副交感神経”をオンにする
冷えた体をそのままにしていると、筋肉もこわばり疲れが取れません。
おすすめは
38〜40℃のぬるめのお湯に10〜15分浸かる入浴。
・深いリラックス
・血流改善
・睡眠の質向上 など
心身のコンディションが整いやすくなります。
忙しい日は、足湯でもOK。
10分浸かるだけで全身が温まります。
◎ その2：睡眠リズムを整える
忘年会やイベントで夜更かしが増える時期。
睡眠不足は自律神経の大敵です。
- 寝る前1時間はスマホを見ない
● 部屋を暗くし、深呼吸でリラックス
● 朝はカーテンを開けて太陽の光を浴びる
この3つだけで睡眠の質が大きく変わります。
◎ その3：冬の食事は“温活×腸活”がカギ
・根菜類（大根・人参・ごぼう）
・発酵食品（味噌・納豆・キムチ）
・しょうが、ねぎ
これらは体を温めながら腸を整える、冬の理想的な食材です。
また、12月は飲み会が増えます。
アルコールを飲んだ日はいつもより水を多めに。
体内の巡りが整い、翌朝の疲労が全く違います。
◎ 東洋医学の視点：冬は“腎”を補う季節
東洋医学では「冬は腎の季節」。
腎は生命力・体力を司るとされ、寒さが強まると弱りやすいといわれます。
腎を守るポイントは
・冷えないこと
・無理をしないこと
・よく休むこと
まさに“年末にこそ意識したい養生”です。
寒暖差が激しい冬は、身体の調子も揺らぎやすい季節。
忙しい年末こそ、深呼吸やストレッチを取り入れて、少しでも身体を“リセット”してあげてください。今年も残りわずか。忙しい時期ですが、体の声をしっかり聞きながら、無理をしすぎず、元気に新年を迎えましょう
●なる治療院からのお知らせ●
- 年末年始のお知らせ●
12/28(日)～1/4(日)までお休みさせて頂きます。
※2026年は1/5(月)～となります。
本年も大変お世話になりました！
今年も残りわずかですが体調など崩されないようにお気をつけください。
□トレーニングやリハビリ動作は可能なの？
□鍼灸治療院ってどんな施術をしてくれるの？ 等々
気軽に体験して頂ける無料体験施術を行っております！
お一人様（施術25分＋問診等のお時間含めて）1時間程度です！