9月号 暮らしに役立つ健康ニュース「からだから」
コラム
9月に入りましたが、まだまだ暑い日が続きます。夏の間に冷たい飲み物や食べ物を摂る機会が増え、胃腸に疲れがたまっていませんか?特に高齢の方は、食欲が落ちることで必要な栄養が不足し、体力低下につながることもあります。今回は、気をつけたい「胃腸の疲れ」と、その対策についてご紹介します。
「 今月のツボ ~食欲不振・胃腸の疲れ対策~ 」
暑さが続くと食欲が落ちたり、冷たいものの摂りすぎで胃腸の働きが弱くなったりすることがあります。胃腸の働きを整え、必要な栄養をしっかり摂れる身体を維持することが大切です。
● 主な症状
・食欲がわかない
・胃が重い
・食後にお腹が張る
・身体がだるい
こうした症状が続く時は、食事や生活習慣を見直してみましょう。
◎足三里(あしさんり)
胃腸の働きを整え、食欲不振や身体の疲れに用いられる代表的なツボです。
膝のお皿の下から指4本分ほど下、すねの外側にあります。
・親指でゆっくり押す
・5秒ほどかけて刺激する
・左右交互に行う
食欲が落ちている時や、身体のだるさを感じる時におすすめです。
◎中脘(ちゅうかん)
お腹にあるツボで、胃の不快感や食欲不振などに用いられます。おへそとみぞおちの中間あたりにあります。
・手のひらを当てて温める
・強く押し込まない
・ゆっくり呼吸しながら行う
食べ過ぎや胃の重さが気になる時にもおすすめです。
今月の身体の話「9月前半は“夏の食生活”を見直す」
まだ暑さが残る9月前半は、冷たい飲み物や麺類など、食べやすいものに偏りやすい時期です。食欲がないからと食事量を減らし続けると、たんぱく質やビタミンなどの栄養が不足し、疲れやすさや体力低下につながることがあります。無理にたくさん食べる必要はありませんが、少量でも栄養のあるものを摂ることを意識してみましょう。
◎冷たいものの摂りすぎに注意
暑い日は冷たい飲み物やアイスなどが欲しくなりますが、摂りすぎると胃腸に負担がかかることがあります。すべてを我慢する必要はありませんが、常温の飲み物や温かい汁物なども取り入れ、冷たいものに偏らないよう心がけましょう。
◎食べやすいものに「一品」加える
食欲が落ちている時は、そうめんやお茶漬けなど食べやすいものだけになりがちです。卵、豆腐、魚、肉などを一品加えることで、少ない食事量でもたんぱく質を補いやすくなります。無理なく食べられるものから取り入れてみましょう。
◎食事は少量ずつでもOK
一度にたくさん食べるのが難しい時は、1日3食にこだわりすぎず、少量ずつ食べる方法もあります。おにぎりやヨーグルト、果物など、食べやすいものを間食として取り入れることで、必要なエネルギーや栄養を補いやすくなります。
◎食事の時間をなるべく整える
暑さで生活リズムが乱れると、食事の時間も不規則になりがちです。食事の時間をできるだけ一定にすることで、胃腸の働きも整いやすくなります。食欲がない時も、少量から無理なく食べることを意識しましょう。
暑さが少しずつ和らぐ9月は、夏の疲れが表に出やすい時期です。「もう夏は終わったから大丈夫」と油断せず、食事や睡眠、休養を大切にしながら秋を元気に迎える準備をしていきましょう。
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