けんこう通信~ゲームによる影響~
コラムこんにちは!
9月も終盤に入り朝晩は涼しさが出てきましたね。
今年の夏は猛暑による熱中症が多発しました。
それにより家の中で過ごすお子さんも多かったのではないでしょうか。
現在テレビゲームの普及により家に籠りがちな子どもが増えているようです。
そこで今回のけんこう通信はテレビゲームによる脳への影響をご紹介します。
まず始めに、ゲームを長時間しているとなぜ身体に悪いのでしょうか?
・目が悪くなる
・姿勢が悪くなる
・夜更かしをするようになる
などは以前からよく耳にします。
これらは少し気を付ければ改善できそうな項目ばかりですよね。
しかし脳への影響はそうはいきません。
「良い子だったのに」「おとなしい子だったのに」と言われている子どもが事件を起こすニュースを見たことはありませんか?
この原因の1つとしてゲームが考えられるのです!
もちろんゲームだけではありません。あくまで原因の1つとしてです。
何か注意されたとき言葉ではなく暴力をふるうような、コミュニケーション能力が欠如してしまったり、ゲームに没頭しすぎて現実との区別がつかなくなり攻撃的な性格に形成されてしまうことがあるようです。
それは脳の前頭前野という場所が深く関わっているといいます。
※前頭前野の場所
前頭前野は創造・理性・意図などの人間らしさに関係している部分で、これが働かない人間はキレやすく、注意力が散漫で創造力を養えなくなるのです!
人目を気にせず行動している若者は、前頭前野が働かず理性や道徳心、羞恥心がなくなっていると考えられています。
さらにゲーム漬けになってしまうと、
「自分が無敵になった気がする」「周りが全て敵に見える」
「攻撃的になる」など、麻薬患者と似たような症状が出ることがあります。
心のバランスはとても大事にしなければならないものなのです。
幼児期には親子のコミュニケーションが少なくならないように絵本など言葉をかけて脳を発達し、心の成長を大切に育ててあげましょう。
外で遊ぶようになれば、サッカーや野球などといった全身運動を行うことよって前頭前野の活性化につながり、意欲や創造力を育てることができます。
また、食事にも気を配り脳に必要な栄養素を補給してあげましょう!
ご飯はパンより消化されるのが遅いので脳へゆっくり安定してエネルギー補給ができるので良いと言われています。
ゲームは一度やり始めると歯止めがきかなくなります。
時間を決めるなど対策を練って楽しむことが大切ですね!
では、本日もご覧いただきありがとうございました!
(担当)南原 真樹子 (参考文献)脳毒~ゲームが脳を汚染する~ ※美健ガイド社