けんこう通信~肥満~
コラムこんにちは!
インフルエンザが流行していますね。
今一度、手洗い・うがい・マスクなど予防に努めて下さいね!
本日のけんこう通信は「肥満」についてです!
まず、肥満には2種類あることをご存知でしょうか?
皮下脂肪型肥満は見た目にはわかりやすいですが、内臓脂肪型肥満は内臓に付くので外見からはわからない場合があります。
今、問題となっているのは「内臓脂肪型肥満」です!
この肥満が様々な生活習慣病を引き起こし、動脈硬化になりやすいことがわかっています。
そして、日本人の三大死因である「ガン」「心臓病」「脳卒中」のうち、心臓病と脳卒中を合わせた循環器病を引き起こす原因が動脈硬化なのです!
その動脈硬化の危険因子とされる肥満症・高血圧・糖尿病・高脂血症を2つ以上発症することをメタボリックシンドローム(内臓脂肪症候群)と言います。
目安としては、真っ直ぐと立ち、お臍の位置でウエストを測ります。
男性は85cm以上、女性では90cm以上だと内臓脂肪型肥満(メタボ)の危険性があるとされています!
動脈硬化はある程度進まない限りなかなか症状として出にくく、働き盛りに突然発症することが多いようです。
その為、メタボリックシンドロームの段階できちんと改善しなければなりません。
しかし無理な減量はかえって脂肪を蓄えてしまいます。
例えば、食事抜きのダイエット、単品しか食べないダイエット、短時間の無理なダイエットなど、急激な減量をすると身体は基礎代謝を落として少ないエネルギーでやりくりしようとします。
そこへ元のような食事をすると摂取エネルギーを消費しきれずリバウンドしてしまいます!
そして、メタボリックシンドロームは子どもにも関係があり、6~10歳を対象とするメタボリック症候群の診断基準ができたのです。
厚生労働省の調べでは小中学生でも、肥満児なら5~20%はメタボリックシンドロームに当てはまる可能性があるというのです!
大人と同じようにウエストのサイズ基準で男女とも80cm以上を赤信号としています。
その上で、血圧・空腹時血糖値・高脂血症の3項目のうち2項目以上に当てはまると「小児メタボリック症候群」とされるのです。
メタボリックシンドロームが怖いのは、肥満が進むと自分の身体を動かしたりするときに心血管系に負担がかかり、一気に交感神経を緊張させてしまう可能性があるからです!
交感神経の緊張は血管系への負担を高めてしまうので注意が必要です。
今は昔と違い好きな物を好きな時に食べることができます。
自分自身で生活を見直さなければならないので、とても一筋縄ではいきませんね。
しかし、自分の健康、家族の健康を守るために、生活習慣を見つめ直してみてはいかがでしょうか。
では、本日もご覧いただきありがとうございました!
(担当)南原 真樹子 (参考文献)~ウエストサイズは物語る~ ※美健ガイド社