けんこう通信~テレビの影響~
コラムこんにちは!
大寒波も過ぎ、少しずつ暖かくなってくる季節になりますね。
皆さん、節分で福を内に呼び込まれましたか?
福をたくさん呼び込んだ、なる鍼灸治療院のスタッフ一同は毎日元気に訪問させていただいております!!
さて、本日のけんこう通信は私たちが日頃から利用している「テレビ」についてです。
テレビは今や私たちの生活に欠かせないものになっています。
しかし、戦後のテレビの普及で日本人はかつての高いマナー意識や道徳心が薄れてしまったといいます。
テレビのない頃は家族で楽しく会話をしながら食卓を囲んだのではないでしょうか。
ではなぜテレビは悪影響を引き起こしてしまうでしょうか。
テレビをじーっと見ていると、疲れることはありませんか?
それは、テレビが常に私たちの視覚と聴覚を刺激し続けており、テレビのそばにいるとそれだけで脳が消耗してビタミンB1とアセチルコリンを減らしてしまうからなのです。
そして正常な感覚が麻痺し、中毒症状を起こすのです。
(テレビの音は神経を伝わっていく際にエネルギーが必要です。そこでビタミンB1が使われます。また、アセチルコリンをはじめとする神経伝達物質という物質によってテレビから受ける光の刺激を脳に伝えています。)
特に乳幼児や子どもの脳に与える影響は計り知れません。
テレビは特にコミュニケーション能力の発達に悪影響を与えます。
それは、テレビからは双方向ではなく一方的に情報が垂れ流されるからです。
たとえば、両親が仕事や家事で忙しくテレビが子守りをしている状態になっていると、テレビの言葉は一方通行なので「喋る」ということを覚えられないのです!
赤ちゃんは母子双方向の生きた言葉により、その言葉の感覚やイメージを結び付けて言葉を学習します。
子どもが3歳になるまでは特に重要な時期であるため、言葉の遅れがある子どもはなるべくテレビを消し、たくさん話さなければならないのです。
テレビの影響で小さい時に言葉の遅れや落ち着きのない子どもでも3年以上テレビを控え、きちんと話をして育ててあげると、言葉も出てきて会話になり、知能もだんだんと上がることがわかっています。
普段から当然のようにテレビを見ている私たちの生活で、テレビを見ないように生活するほうが難しいかもしれません。
食事の時はテレビは切る・見たい番組の時間だけ見るようにする・家にいる時間が短い時は見ないようにするなど、全く見ないことよりも少しでも画面と向き合っている時間を減らすだけで、自分の時間は簡単に作れます!
その時間を家事、読書、宿題、散歩など自分の為の時間にしてみてはいかがでしょうか。
様々なものが便利になってく中で、その代償は私たち利用者が自分で考えなくてはなりませんね。
では、今回も最後までご覧いただきありがとうございました!
(担当)南原 真樹子 (参考文献~脳毒(テレビが脳を汚染する)~ ※美健ガイド社