けんこう通信~お米~
コラムこんにちは!
週末頃から大寒波が押し寄せ、三田市や神戸市でも雪が降りましたね。
この寒波が過ぎれば暖かさが戻ってくるようなので、風邪を引かないようお気をつけ下さいね!
さて、今回のけんこう通信は「白ご飯」についてです。
近頃では朝ご飯や間食にパンを食べている姿をよく見かけますよね。
戦後、海外の国が日本に小麦や乳製品を食べるように広めたことにより、今ではパンに合う洋食のほうが食べられているかもしれません。
パンを食べ始めてから成人病と言われてきた病気が子どもに増えてきて、今では生活習慣病と呼び名が変わりました。
さらに、生活習慣病以上に増え続けているのが気管支喘息やアトピー性皮膚炎といったアレルギー疾患です。
ご飯を食べる伝統的な食生活を送っていた日本人は多量のパン用小麦粉、乳製品、卵などを処理する能力の遺伝子を持っていませんでした。
それが戦後になり消費量が急増し、日本人の体内での処理能力を超えてしまったことでアレルギーを起こしているのです!
その点、お米は日本古来から食べられてきた食物で日本人には害が少なく、益が多い食べ物なのです。
そして、洋食が増えて高カロリー食が増えることになり、女性が気にする肥満の素となるのです!
パンに合うおかずはハムやソーセージといった肉類が多く、バターやジャムのような脂肪分を多く含んだものがよく合います。
これが肥満の一番の原因となるのです!
それに対しお米は疲労回復の働きを持つビタミンB1や、老化を防止するビタミンEも多く含まれています。
塩のおむすびなどはそれだけで理想的な主食なのです!
他にも、お米は腹持ちがよく、胃腸に滞在する時間がパンより長いため、空腹感を感じるのがパンより遅くなることや、パンよりもよく噛まないと飲み込めない為、脳にある満腹中枢が刺激され、満腹感を感じやすくなります。
パン自体が悪いものというわけではなく、戦後から急劇に変化した食生活に日本人は対応しきれていない為、肥満やアレルギーなどの症状が現れてしまっています。
お米中心の食生活に気を使いながら、パンと上手に付き合っていきましょう!
では、最後までご覧いただきありがとうございました!
(担当)南原 真樹子 (参考文献)~ごはんはえらい!~ ※美健ガイド社