けんこう通信~石けん~
コラムこんにちは!
3月に入り、三田市の空も爽やかな日が増えてきましたね。
季節の変わり目、毎日の服装選びも難しいですが、空気も乾燥していますので風邪対策にはまだまだ気を抜けません!
さて、今回のけんこう通信は「石けん」についてです。
先ほど、空気が乾燥しているとお伝えしましたが、お肌の乾燥に対し皆さんはどのような石けんをお使いでしょうか?
今ではボディーソープや洗濯洗剤など、便利で安いものが多く売られていますね。
しかし、それらの中には合成洗剤と表記され、肌の弱い人や赤ちゃんにとっては身体に良くない成分が含まれている商品もあるようです。
そこで今回は合成洗剤が世に出てくる前までは主に使われていた石けんの魅力をお伝えします!!
まず始めに石けんの使い方は、しっかりと泡立ててから使うことで効果が発揮されます。
泡には汚れを吸い出して包み込む働きがあります。
そして、髪や肌を洗う時には摩擦を和らげて傷つくのを防いでくれるのです!
水温も重要で、ぬるま湯で洗うことによって石けんは少しずつ溶けて汚れを落としてくれます。
さらに石けんの特徴として、1つの石けんで髪・身体・衣服・食器など何でも洗えるという点があります。
食器は味に変化が出たり、しっかりと洗えていないのではと不安があるかと思いますが、無添加の石けんは94%以上が純正石けん分なので味移りや手荒れもせず安心して使うことができます。
石油由来の化学物質も入っていない為、肌や傷口から化学物質が経皮吸収される心配もありません!
合成洗剤は衣類を白くする為の蛍光増白剤や石油由来の化学物質が入っている為、合成洗剤で洗った衣服などは人の肌に付着すると経皮吸収される危険性があるのです。
蛍光増白剤はマスクやガーゼ、生理用品、紙コップなど、白い物で直接肌や口に触れる物には法律で使用が禁止または制限されているのに対し、合成洗剤には許可されているのです。
とはいえ、様々な商品が売り出されておりどうやって選べばいいのかわかりませんよね。
その時は商品の裏面に表記してある品名を確認して下さい。
石けんに分類される製品は品名のところに「○○用石けん」と記されています。
合成洗剤の場合は「○○用合成洗剤」となっているのですぐに判別できます。
石けんは合成洗剤より少し割高になっていますが、「ケン化法」「中和法」という2種類の製法で職人さんが消費者の皆さんへ少しでも良い物をと想いを込めて作られています。
特にケン化法で作られた石けんは手間がかかりますが、油脂に含まれる保湿成分のグリセリンが少し残り、洗い上りがとてもしっとりします。
全ての洗剤を石けんに変えるのは手間もかかり厳しいかもしれませんが、生活の中で少しずつ石けんを使用してみて下さい!!
では、今回も最後までご覧いただきありがとうございました!
(担当)南原 真樹子 (参考文献)~経皮毒(石けん・合成洗剤)~ ※美健ガイド社