けんこう通信~ジェネリック医薬品~
コラムこんにちは!
三田市の桜並木もすっかり緑の葉に変わり、新緑の季節になりましたね。
週末は再び寒気が戻ってきましたが、皆さん風邪など引かれておられませんか?
ゴールデンウィーク真っ只中!有意義なお休みにして下さいね!
さて、今回のけんこう通信は「ジェネリック医薬品」についてです。
以前、お薬をもらいに行った際にジェネリック医薬品の広告を見かけました。
普通のお薬と何が違うのかを今回はご紹介します!
ジェネリック医薬品とは簡単にいうと、特許が切れて安く造れるようになった薬のことをいいます。
新薬と同じ有効成分、効果・効能を持つ医薬品です。
通常、製薬会社が新薬を開発するのに約10年~15年の研究機関と数百億円という莫大な費用がかかります。
その為、20~25年間は特許期間として保護されるので、開発メーカーは独占的に製造・販売でき、その期間で投資費用を取り戻す仕組みのようです。
そして、その特許期間を終えると、その有効成分や製法は国民共有の財産となり、他の医薬品メーカーでも製造・販売ができるようになるのです。
これがジェネリック医薬品となります。
新薬に対して2~4年の期間で、数千万円の開発経費をかけて製造される為、コスト削減で家計にはとても助かる医薬品ですね。
しかし、ジェネリック医薬品が普及され始めた時は品質や販売会社に疑問を持つ声が多くあったそうです。
その対策として、今ではジェネリックも新薬と同様の品質基準を適用しています。
薬事法による品質基準で有効性や安全性も確保され、厳しい規定をクリアして販売されています。
日本より医療先進国の欧米では医療費を抑えるためにもジェネリックは重要視されており、多くの人々に活用されています。
このような国々では特許期間が終了して1年後には80%もジェネリックに替わるほど一般的のようです。
皆さんは「インフォームド・コンセント」という言葉をご存知でしょうか?
これは医師の説明を受けた上で納得・同意して治療を受けることです。
今は患者様が治療方法等、自分自身で医療を選ぶ時代になっています。
それと同じく、薬も患者様が自ら選ぶ時代なのだと思います。
皆さんもお薬を処方してもらう際はお医者さんや薬剤師さんに相談してみてはいかがでしょうか?
では、今回も最後までご覧いただきありがとうございました!
(担当)南原 真樹子 (参考文献)~ジェネリックと言ってみよう!~ ※美健ガイド社